コンクリートは主成分がセメントであるため内部がアルカリ性であるが、外部から炭酸ガスの侵入によって中性化すると、鋼材の不動態被膜が失われ耐腐食性が低下する。
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コンクリート構造物維持・補修工事
スクラップ&ビルドからストックマネジメントの時代へ
かつて永久構造物と言われていたコンクリートが、さまざまな劣化の機構によって変状が生じ構造物の安全性や安定性を損なう不安など、多くの問題を抱える状況の中で私たちはコンクリート補修のプロとして構造物の再生に取り組んできました。
さまざまな劣化機構
中性化
塩害
コンクリートに侵入した塩化物イオンが鉄筋を腐食させ、鉄筋の膨張に伴いコンクリートに引張応力が働き、ひび割れ・はく離・はく落を生じる。
凍害
コンクリート中の自由水分や吸水率が大きい骨材の水分が凍結融解作用を繰り返し受けることによって、ひび割れ・スケーリング・表層部のポップアウトなど表層に近い部分から破壊し、次第に劣化していく現象。
アルカリシリカ反応(ASR)
コンクリート中の「アルカリ」「反応性骨材(反応性シリカ鉱物)」「水分の供給」の3条件がすべてそろった場合に進行し、骨材の異常膨張を起しコンクリートにひび割れを生じさせる。
化学的浸食
外部環境から供給される化学物質とコンクリートとが化学反応を起こすことによって生じる劣化現象。大別すると酸・塩類・油類による浸食であり、コンクリートの体力低下・ひび割れ・溶解・はく落等が起こる現象。